【善悪の屑】作品のモデルとなった実際に起こった事件

作品のモデルとなった実際の凶悪事件

【善悪の屑】第1巻 作品のモデルとなった実際に起こった事件

シングルマザー強姦・乳児殺害事件

善悪の屑のファーストエピソードとなる、シングルマザー強姦・幼児殺人事件は、山口県光市で起こった、母子殺害事件をモデルにしていると思われ。

山口県光市母子殺害事件とは?

1999年山口県光市で発生した少年による母子殺害事件。当時18歳だった少年により、主婦(当時23歳)が殺害後に屍姦され、一緒にいた乳児の女の子までも殺害された。

作品では、被害者がシングルマザーである点や、母親が生き残った点、子どもの殺害方法など、光市母子殺害事件との差異は多くあるものの、未成年の犯罪であること、業者のふりをして押し入ったことなど、全体的に光市の事件を思わせる雰囲気がある。

作品中の私刑のなかで、最も苛烈な拷問ではなかったと思わせるほど、犯人の最期は壮絶である。

作品のネタバレはこちら→ 【善悪の屑】第1巻のネタバレ&あらすじ

女子高生強姦リンチ殺害死体遺棄事件

女子高生が不良グループによって誘拐・略奪され、何ヶ月にもわたり暴行を受け、ついには殺され、死体を遺棄された点で、足立区の女子高生コンクリート詰め殺人事件を思い出させる。

足立区女子高生コンクリート詰め殺人事件

1988年11月東京都足立区綾瀬で発生した言語道断の凶悪犯罪事件。41日間にわたり女子高生を監禁し、性的暴行から苛烈な暴力を繰り返し、死に至らしめたあと、ドラム缶のコンクリート詰めにし東京都江東区の埋め立て地に捨てた。犯人は、十代の少年3人であった。

女子高生を誘拐するために、犯人グループは、脅しをかける組と、女子高生に加担し安心させる組とに分かれて、騙しを実行したという点も、実際の事件と酷似している。

この事件は、作品よりもさらに悲惨であり、少女の監禁をうすうす気づいていた大人たちが被害者を積極的に救わなかった点でも、世間に衝撃を与えた。

【善悪の屑】第2巻 作品のモデルとなった実際に起こった事件

一家乗っ取り事件:犯人 / 榊ヨシ江

一家が何者かに乗っ取られ、 恐怖によって完全に支配され、家人同士を傷つけ合わせ、ついには殺しわせ、死体を地下に埋める。このエピソードは、尼崎で起こった一家乗っ取り事件を彷彿させる。

尼崎連続変死事件

2012年兵庫県尼崎市で発覚した連続殺人死体遺棄事件。主犯格の女が25年もの長期にわたり、血縁関係にないものを集めて、疑似家族を築きながら共同生活を営みながらも、暴行、監禁などの虐待により死亡させ、死体を遺棄した。この主犯格の女は、ターゲットとした家族の弱みを見つけ、家庭を恐怖によって支配し、完全に乗っ取る手腕に長けていた。

尼崎事件の主犯とされた角田美代子は、刑務所で自殺を図り事件の全貌は究明されないままとなった。長期間渡る犯罪であること、関わった人間の多さ、人間関係の複雑さにより、非常に難解な事件であったようだ。

練馬区一家殺害事件:犯人 / 園田夢二

カモ、トラと一緒に暮らすようになった開成奈々子の家族が惨殺された事件は、世田谷一家殺害事件と似ている。

世田谷一家殺害事件

2000年東京都世田谷区の一家四人殺人事件。被害者は、会社員と妻、長女、長男の4人であった。現場には、犯人の指紋、血痕、靴跡などの遺留品が多く残されているが、現在まで未解決となっている。犯人は、残忍な犯行のあとも現場にとどまり、パソコンを触ってみたりアイスクリームを食したとされ、異常な行動が見られる。

善悪の屑の犯罪者の中でも、突出したキャラクター性を持っているのが、園田夢二である。練馬区の殺人鬼と恐れられる以前から、殺人を繰り返してきた。

園田は、奈々子の家、開成家を襲った際、1階のリビングで食事をしていた父、母、奈々子の従姉妹を殺害した後、奈々子の部屋に入って、食事をし、ゲームに興じ、自慰行為を行った。

渋谷ミニバン暴走事件

作品中の被害者は、万引きした娘を引き取るために、慣れない街を歩いていたところ、薬物で昏迷したドライバーの運転するミニバンが暴走し、激突死させられた。このストーリーは、池袋で起こった危険ドラッグで意識混濁したドライバーによるRV車暴走事件が元になったと思われる。

池袋危険ドラッグ吸引RV暴走死亡事故

2014年東京池袋で発生したRV車暴走死亡事故。ドライバーは脱法ハーブを吸引した直後、意識朦朧した中で車を運転し惨劇となる事故を起こした。脱法ドラッグから危険ドラッグと呼称があらためられ、その危険性が世間に広く認知される契機となった事故とされる。

作品のネタバレはこちら→ 【善悪の屑】第2巻のネタバレ&あらすじ

【善悪の屑】第3巻 作品のモデルとなった実際に起こった事件

埼玉連続幼女誘拐殺人事件

作品中の男性の中に、異常性を感じさせる描写は少ないが、幼女連続殺人事件の犯人であり、カモに処刑される直前、その本性を垣間見せた。

連続幼女殺害事件(宮崎勤)

1988年から1989年にかけて東京都と埼玉県で発生した幼女誘拐殺人事件。犯人は、幼い少女を誘拐しては殺し猥褻行為を行うという悪行を繰り返した。東京八王子市で犯行現場を取り押さえられ捕まる。後に死刑判決が確定、2008年執行された。

ナンパセミナー集団強姦事件:犯人 / ジェイク・堀尾

作品中では、ジェイク・堀尾というセミナー講師のキャラクターを目立たせているが、事件の内容は、早稲田大学のサークルを中心に行われた女子大生輪姦事件とそっくりである。

スーパーフリー事件

2003年に発覚した組織的な輪姦事件。スーパーフリーというサークルのメンバーであった大学生らは、1999年秋ごろから常習的に女子大生への輪姦を繰り返していた。鬼畜班、和み班と役割分担をして、組織的に行われたものだった。事が終わったあと、一緒に缶コーヒーを飲んだり、ファミリーレストランへ連れだち、無理やり笑わせて写真をとるなど、同意を装うための事後処理も行われていた。多数の事件があったようだが、起訴されたのは3つの事件にとどまる。

実際の事件、スーパーフリーの犯行はかなり広範囲に行われていたらしいが、犯罪の性質上、表沙汰にしたくないという被害者も多数存在したものと思われ。

作品のネタバレはこちら→ 【善悪の屑】第3巻のネタバレ&あらすじ

【善悪の屑】第4巻 作品のモデルとなった実際に起こった事件

ホスト殺人死体遺棄事件:犯人 / 金子茂

作品中の犯人であるホストは、先輩ホストから執拗ないじめ行為を受けており、500万円もの大金を騙し取られようとする最中、衝動的に殺人を行った。死体の処分に困った末、自宅で、寸胴に入れたバラバラ死体を薬物で溶かし、下水に流すということを行った。

八王子カリスマホスト失踪殺人事件

東京都八王子市で2010年11月から行方不明になっていたホストクラブ経営者男性が、殺害されたのち薬品を用いて遺体を溶かされ下水に流されていたという事件。被害者の男性は、西東京地区のホストの顔として有名であったが、他のホストたちへの暴力、いじめ、金銭要求などで敵も多かったとされている。行方不明となった際、被害者を知るものは、いつかこうなるだろうと思っていた節がある。

朝食会による復讐コーディネイト案件

被害者は、若い男女カップル。車に居るところを襲われ、男性は殴り殺される。女性は、暴行を受けた後、虐待を受け、最後はロープで首を絞め殺された。犯人は、遺族があまりにも軽いと感じた、11年の刑に服した後出所した。

名古屋アベック殺人事件

1988年愛知県名古屋市において、男女のアベックが6名の少年少女からの暴行を受け、犠牲となった事件。被害者男性は、ロープで首を絞められ死亡。女性は、輪姦され、数々の暴力行為を受けたあと、男性と同じようにロープで扼殺された。犯人グループは、日頃から、車に乗った男女を襲い金品を奪う行為をくりかえしていた。

作品のネタバレはこちら→ 【善悪の屑】第4巻のネタバレ&あらすじ

【善悪の屑】第5巻 作品のモデルとなった実際に起こった事件

栃木名門小学生殺人事件:犯人 / 櫻井志津馬

作品内でも際立った個性を放つ犯人・櫻井志津馬が、起こした小学生無差別殺害事件。胸のうちに秘めた、世間への嫉妬と憎悪が、ささいなきっかけで爆発し、無差別殺人へと走らせた。櫻井は、無気力な生活を送っており、周囲から、正当な評価を受けられずに、鬱屈した日々を繰り返すだけだった。

実際に起こった大阪池田市の国立小学校での無差別殺人事件の犯人も、作品中の櫻井に、生活ぶりは似通っていた。

大阪池田市小学生無差別殺傷事件

2001年大阪府池田市の国立小学校である大阪教育大学附属池田小学校で発生した、小学生無差別殺人事件。凶器をもった犯人によって、児童8名が殺害され、他児童13名、教員2名がケガを負った。下関事件の模倣犯になりたかったという言葉を残している。死刑判決後、早期執行がなされた。

作品のネタバレはこちら→ 【善悪の屑】第5巻のネタバレ&あらすじ

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manga-jonny

精密で細かく、コマの詰まっているような漫画は苦手なんです。絵が大きくてわかりやすく、セリフもそんなに読まなくてもわかる作品、そんなのが好きです。【善悪の屑】は、とっても読みやすい。眺めるだけで、話の内容が、直感的にわかる。劇画としての絵も、どんどん洗練されて、これ絶対、映画化されちゃうよね、とか思ってます。

なまえ:manga-jonny
ところ:トーキョー
趣味:唐揚げ
年齢:まだ生きてます